概要
秘書検定とは
「秘書」は、会社経営の中枢にいる多忙な上司が本来の仕事に集中できるように、上司の雑務を引き受けます。その雑務とは、たとえば上司のスケジュール調整や会議の準備、来客や電話への応対、ファイル管理、慶事や弔事への対応、礼状の代筆、情報収集など多岐にわたります。
これらの仕事を、上司の意向に沿いながら適切にさばくには、それぞれの仕事の仕方を学ぶことが大切です。また、上司や社内外の人への接し方、気の利かせ方、機密を守ること、身だしなみの心得など、働く上で必要とされる資質を身に付けておくことも必要です。
秘書検定は、このような実務や必要とされる資質を体系化し、5つの領域に分けた審査基準をもとにオフィスの常識が出題される検定です。
就職や転職に有効な資格として安定した高い人気があり、企業で取り組む例も多くあります。累計 800万人以上が受験しています。
こんな方におすすめ!
出題領域
筆記試験の出題領域は、以下の5領域に分かれています。
「理論編」
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- 必要とされる資質
- 秘書の仕事は、上司の仕事の手助けや身の回りの世話です。ここでは、それらを適切に行うための基本的な心構えや身だしなみなどが問われます。
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- 職務知識
- 「必要とされる資質」で学んだことを基に、実際に仕事をどのように進めるのか、その対応や対処の仕方などさまざまなケースが問われます。
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- 一般知識
- ビジネスの場で使用される経済用語・時事用語など社会常識的な言葉を問われます。
「実技編」
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- マナー・接遇
- マナーは、対人関係では欠かすことのできないものです。ここでは、言葉遣い、来客応対、交際業務、慶弔のしきたりなどについて問われます。
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- 技能
- ビジネスの場で必要な、文書作成や文書の取り扱い、ファイリング、上司のスケジュール管理、事務用品、オフィスの環境整備などが問われます。
合格基準
筆記試験は1級~3級とも「理論」と「実技」に区分され、それぞれの得点が60%以上のとき合格になります。
理論領域が満点でも実技領域の得点が60%未満では合格になりません。
また、準1級と1級は筆記試験に合格すると面接試験もあります。
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- 必要とされる資質
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- 職務知識
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- 一般知識
「理論編」
60%以上
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- マナー・接遇
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- 技能
「実技編」
60%以上
合格!