- 面接室に入って、机や椅子の配置、または雰囲気が予想と違っていても驚かない気持ち(覚悟)を持ちましょう。
- 立ち位置が審査員から少し遠い(もしくは近い)と思ったら、調整することをためらう必要はありません。審査員から、「一歩前へ」などと声がかかることもあります。
- 審査員の前に立ったら、美しい前傾姿勢で課題を行いましょう。
- 面接課題「報告」は、途中で詰まってしまった場合に、「失礼いたしました」と言って区切りのよいところから言い直してもOKです。また、数などの小さな間違いであれば、訂正せず最後まで言い切ってもいいでしょう。″正確さ″よりも″感じのよい話し方かどうか″が審査されています。
- 審査員からの「次の方、どうぞ」や「そうですか」といった言葉に対して、練習通りに明るく「ハイ!」と返事をしましょう。
- ほかの人の出来栄えを気にしてはいけません。周りに合わせず自分は自分です。
秘書検定 面接試験対策のポイント
これから独学で面接試験に臨む皆さまへ、面接講座を担当する現役講師が、
学習のポイント~試験の臨み方までを伝授します!
ぜひ、試験対策の参考にしてみてください。
学習のポイント
まずは面接試験の流れをつかむ
テキストやDVDで、入室から退出まで一連の面接試験の流れを把握しましょう。
基本姿勢や接遇用語を覚える
秘書検定面接試験では、お辞儀や姿勢など基本の動きや決まったフレーズがあります。それらを実際にやってみて、繰り返し練習しましょう。
「所作」や「話し方」は動画撮影して客観的にチェックする
お辞儀のテンポや角度、前傾姿勢、立ち姿勢、イスに座った状態から立ち上がり歩き出すまでの一連の動作は、DVDの模範演技を確認して体で覚えるくらいに練習すると良いです。スマートフォンなどで撮影すると、表情や姿勢、話し方などを客観的にチェックできるのでオススメです!
相手がいることを意識して練習する
面接試験の本番では、「次の方、どうぞ」や「そうですか」といった審査員からの投げかけやリアクションがあります。その言葉に対して、「はい」と明るく返事をすることも練習に織り交ぜましょう。秘書検定の面接試験は、コミュニケーション力を問われている面もあります。返事の練習をすることは、審査のポイントでもある″相手を意識すること″の練習にもなります。
本番を想定して総合演習する
仕上げは、実際に時間を計って課題を覚えるなど、本番のように練習しましょう。服装は、試験当日に着るスーツや靴を履いてみるとイメージしやすいです。入室から退室までの動きを毎日繰り返し行うことがポイントです!
試験会場に着いたら
感じのよいあいさつでウォーミングアップする
一言も話さないまま面接試験を受けると、表情がこわばったままで上手く話せない場合があります。それを防ぐためにも、受付や誘導係に感じよくあいさつしましょう。そうすることで、良いウォーミングアップになりますよ。
空き時間を利用して表情づくりの練習をする
控え室に案内された後、呼ばれるまでに時間があれば、化粧室などで表情づくりをするのも良いでしょう。ただし、呼ばれたときに不在ということがないように。
報告内容は「絵」にイメージして覚える
面接課題の「報告」は、係員から渡された文章を要約して上司に報告するものです。内容を効率よく覚えるコツは、書かれている文章から「絵」にイメージして覚えることです。例えば、「新商品に関する報告」の場合は、素材の質感や形状、使用シーンの「絵」をイメージしながら文章を読むと、覚えやすくなりますよ。
面接試験が始まったら
面接試験に合格するということ
それは、″知っていることとできることが一致する″ということです。
面接試験では、身だしなみや態度、立ち居振る舞いなど、ビジネスの場に適応できるかどうかが総合的に判断されます。例えば、いきいきした笑顔、きちんとした歩き方、明るい声、適切な言葉遣いなどが審査のポイントです。
実は、審査員は皆さんに合格してほしいと、心の中で応援しながら審査しています。「次の方どうぞ」という何気ない一言でもいかに感じよく言えるか、審査員も努力しているようです。
普段通りの実力を出せるように応援しているのですから、″審査されている″と身構えるのではなく、″見守ってくれている″と思いながら面接試験に臨みましょう。
皆さまの合格を心よりお祈りいたします!
早稲田ワーキングスクール